1.第7回大会
第7回大会は平成18年9月9日(土)に大会校の千葉商科大学市川キャンパスにおいて開催された。大会実行
委員は大会校の先生を中心に8名の会員が担当した。秋晴れの爽やかな天候に恵まれて、大会出席者は延べ人数
で73名の会員、104名の非会員の合計197名が出席、各会場とも盛況裏に終了した。
日時:平成18年9月9日(土)10:00~18:40
会場:千葉商科大学(市川キャンパス)
プログラム
【セッション1】
座長:吉田靖(千葉商科大学)
1.「退職給付会計が確定給付型年金運用に与えた影響について」
報告:平井友行(千葉商科大学)
討論:飛田公冶(大和総研)
2.「投資家の属性と投資態度に関する研究」
報告:杉山明(バームスコーポレーション)
討論:山田雄二(筑波大学)
【セッション2】
座長:井本満(ノース・スターズ・ピクチャーズ)
1.「パネルデータによる近年の家計貯蓄決定要因の分析」
報告:塚原一郎(慶應義塾大学)
討論:小池正一郎(専修大学)
2.「富裕層と危機回避度」
報告:水野博志(福岡大学)
討論:森平爽一郎(慶應義塾大学)
【セッション3】
座長:駒井正晶(慶應義塾大学)
1.「家計の負債行動と消費者金融」
報告:吉野直行(慶應義塾大学)
討論:吉田靖(千葉商科大学)
2.日本FP学会賞・優秀論文賞
「多期間最適化手法を用いた世帯の資産形成モデル」
報告:枇々木規雄(慶應義塾大学)
【セッション4】
座長:森平爽一郎(慶應義塾大学)
1.日本FP学会賞・優秀論文賞
「大学におけるパーソナル・ファイナンス教育の現状と課題」
報告:古徳佳枝(野村アセットマネジメント)
2. 日本FP学会賞・優秀論文賞
「外国人投資家、国内機関投資家、個人投資家の株式売買に関する月次アノマリー分析」
報告:亀坂安紀子(青山学院大学)
【招待講演1】
司会:内田茂男(千葉商科大学)
「資本市場と公認会計士制度…信頼回復に向けて」
講演:藤沼亜起(日本公認会計士協会)
【招待講演2】
司会:武田米生(千葉商科大学)
「アンケートにみる“こどもお金事情”『子どものくらしとお金に関する調査』結果から」
講演:森田泰子(金融広報中央委員会)
【パネルディスカッション1】
司会:伊藤宏一(千葉商科大学)
「我が国における企業の社会的責任(CSR)の現在」
報告:谷本寛治(一橋大学)
「社会的責任投資:普及の課題」
報告:河口真理子(大和総研)
【パネルディスカッション2】
司会:貝塚啓明(中央大学)
「信託法改正の概要と論点」
報告:道垣内弘人(東京大学)
「信託法改正と信託実務」
報告:田中和明(中央三井信託銀行)
【日本FP学会賞授賞式】
最優秀賞:該当なし
優秀賞:「外国人投資家、国内機関投資家、個人投資家の株式売買に関する月次アノマリー分析」
亀坂安紀子
「多期間最適化手法を用いた世帯の資産形成モデル」
小守林克哉
枇々木規雄
豊田暢子
「大学におけるパーソナル・ファイナンス教育の現状と課題」
古徳佳枝
日本FP協会奨励賞:「総合金融サービス化における銀行等の役割」
藁品和寿
日本FP学会第7回大会実行委員会
大会実行委員長:内田茂男(千葉商科大学)
実行委員:麻生幸(千葉商科大学)
実行委員:伊藤宏一(千葉商科大学)
実行委員:武田米生(千葉商科大学)
実行委員:吉田靖(千葉商科大学)
実行委員:駒井正晶(慶應義塾大学)
実行委員:森平爽一郎(慶應義塾大学)
実行委員:吉野直行(慶應義塾大学)
【第8回大会日程】
第8回大会は平成19年9月8日(土)中央大学多摩キャンパスにおいて開催されることに決定した。
2.第7回交流会
第7回交流会が開催された。当日は個人会員、法人会員を合わせ65名の会員が参加した。講演は
「お金と美しくつきあう方法」と題して理事の伊藤宏一先生の講演で始まり、熱心な講演と活発な質問が
繰り広げられた。
講演終了後懇親会に移り、会員同士の情報交換等が行われて盛況裏に終了した。
日時:平成19年2月16日(金)18:00~
会場:サンケイプラザ4階(東京・大手町)
司会:井本満(ノース・スターズ・ピクチャーズ)
講演:「お金と美しくつきあう方法」
講師:伊藤宏一(千葉商科大学)
懇親会
司会:井本満
3.学会誌
学会誌『ファイナンシャル・プランニング研究』Vol.6は平成19年3月31日に発行。
【ファイナンシャル・プランニング研究:2006 Vol.6 目次】
巻頭言
特集:第1回 日本FP学会賞選考結果の報告
「外国人投資家、国内機関投資家、個人投資家の株式売買に関する月次アノマリーの分析」
亀坂安紀子
「多期間最適化手法を用いた世帯の資産形成モデル」
枇々木規雄
小守林克哉
豊田暢子
「大学におけるパーソナルファイナンス教育の現状と課題・全国シラバス調査を通して」
古徳佳枝
論文:「大学教育の投資収益率と今後の課題」 樋渡淳二(日本銀行)
講演録:「持ち家主義の行方」 駒井正晶(慶應義塾大学)
書評:「パーソナルファイナンス研究」 鍛冶篤(みずほ信託銀行)
学会動向
趣意書
会則・役員名簿
投稿・執筆規程
4.パーソナルファイナンス研究会
本学会会員のファイナンシャル・プランナーを対象として、日米のパーソナルファイナンスの理論や実証研
究に関する最新の成果や技術の動向を紹介し、実務での応用の可能性や課題について議論する場を提供するこ
とにより人材の育成を支援する目的で、年4回程度開催。毎回20人程度の参加者を募集し、約1時間半の中で
関心度の高い話題についての講演とディスカッションを行う。
①第11回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成18年5月31日(水)18:30~20:00
会場:日本FP協会6F会議室(虎ノ門実業会館)
テーマ:ノンバンクと家計の負債
講師:吉野直行(慶應義塾大学)
参加者:18名
②第12回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成18年8月8日(火)18:30~20:00
会場:日本FP協会6F会議室(虎ノ門実業会館)
テーマ:J-REIT市場の現状と今後の見通し
講師:小川剛宏(みずほ信託銀行)
参加者:24名
③第13回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成18年11月20日(月)18:30~20:00
会場:日本FP協会会議室(虎ノ門タワーズオフィス)
テーマ:不動産ファイナンスへの誘い
講師:小林秀二(不動産金融工学研究所)
参加者:19名
④第14回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成19年3月9日(金)18:30~20:00
会場:日本FP協会会議室(虎ノ門タワーズオフィス)
テーマ:ファイナンス理論からみた個人投資家の資産運用の課題
講師:高橋文郎(青山学院大学)
参加者:24名
5.平成18年度通常総会
平成18年度の通常総会は、第7回大会開催日の午後の発表に先立ち、大会参加者73名の出席のもとに加藤寛
特別顧問の議長により開催され、下記議事が承認された。
日時:平成18年9月9日(土)13:45~
会場:千葉商科大学(市川キャンパス1号館1階1101教室)
次第:1.会務報告
1)平成17年度決算ならびに監査報告
2)平成18年度収支予算の件
3)入会者・退会者の件
2.役員改選の件
3.来年度大会の件
6.理事会報告
①第13回理事・幹事・顧問合同会議
日時:平成18年4月29日(土)15:00~17:00
会場:日本FP協会6F会議室
議題:1.議案
1)平成17年度決算の件
2)平成18年度予算の件
3)入会者・退会者の件
4)役員改選および新役員選任の件
2.報告事項
1)第7回大会について
2)来年度大会校について
3)学会誌について
4)パーソナル・ファイナンス研究会について
5)日本FP学会賞について
6)会員名簿発行について
3.その他
②第14回理事・幹事・顧問合同会議
日時:平成18年9月9日(土)12:25~
会場:千葉商科大学(市川キャンパス本館3階3-1会議室)
議題:1.平成17年度決算の件
2.平成18年度予算の件
3.入会者・退会者の件
4.日本FP学会賞の件
5.役員改選の件
6.来年度大会について
7.総会議長選出の件
7.日本FP学会賞
第1回表彰を平成18年9月9日第7回大会会場において実施した。
(1) 表彰
最優秀論文賞 賞状+研究奨励金50万円 該当なし
優秀論文賞 賞状+研究奨励金30万円 3編
「外国人投資家、国内機関投資家、個人投資家の株式売買に関する月次アノマリーの分析」
亀坂安紀子 (青山学院大学)
「多期間最適化手法を用いた世帯の資産形成モデル」
枇々木規雄(慶應義塾大学)
小守林克哉(金融情報システムセンター)
豊田暢子
「大学におけるパーソナル・ファイナンス教育の現状と課題・全国シラバス調査を通して」
古徳佳枝(野村アセットマネジメント)
日本FP学会奨励賞 賞状+研究奨励金10万円 該当なし
日本FP協会奨励賞 賞状+研究奨励金10万円
「総合金融サービス化における銀行等の役割」
藁品和寿(信金中央金庫)
8.会員数(平成19年4月1日現在)
個人会員:222名
学生会員:15名
(合計) 237名
個人賛助会員:24名
法人賛助会員:14社