1.第4回大会
第4回大会は平成15年9月13日(土)に大会校の中央大学後楽園キャンパスにおいて開催された。
大会実行委員は大会校の先生を中心に9名の会員が担当した。気温35℃の残暑厳しい中、大会出席者は
延べ人数で78名の会員、79名の非会員の合計157名が出席し、各会場ともほぼ満席に近い状態で盛況のうち
に終了した。
日時:平成15年9月13日(土)10:00~
会場:中央大学(後楽園キャンパス)
プログラム
【セッション1】
座長:高橋文郎(中央大学)
1.「パーソナルファイナンス教育のスタンダード ―日本版の枠組みについて―」
報告:伊藤宏一(東洋大学)
討論:武田米生(日本FP協会)
2.「生活者の生活設計に関する意識調査の報告」
報告:柳沼正秀(ライフデザイン21事務所)
討論:藤波大三郎(中央大学)
【招待講演1】
司会:吉野直行(慶應義塾大学)
「アンケートにみる消費者の金融知識」
講演:国光幸人(日本銀行・金融広報中央委員会)
【セッション2】
座長:岸真清(中央大学)
1.「金融商品の販売等に関する法律(金融商品販売法)の制定
―変額保険訴訟の経験と今後の課題―」
報告:高木吉久(中央大学大学院)
討論:尾崎央(早稲田大学)
2.「保険会社の破綻前における契約条件の変更規制について
―生命保険会社の場合を中心として―」
報告:宇野典明(中央大学)
討論:首藤恵(中央大学)
【パネルディスカッション1】
司会:貝塚啓明(中央大学)
「公的年金制度改革」
報告:井口直樹(厚生労働省)
「公的年金制度改革」
報告:西沢和彦(日本総合研究所)
【セッション3】
座長:駒井正晶(慶應義塾大学)
1.「新BIS規制と銀行のリスク管理高度化」
報告:樋渡淳二(日本銀行)
討論:山上秀文(東京三菱銀行)
2.「日本株式運用のための新しいベンチマークインデックスの提案」
報告:菅原周一(みずほ信託銀行)
討論:森平爽一郎(慶應義塾大学)
【パネルディスカッション2】
司会:竹内佐和子(投資工学センター/東洋大学)
「15年度税制改正と金融税制の課題」
報告:古谷一之(財務省)
「寄せられた質問事項から見る証券税制の浸透度」
報告:柴原一(柴原一税理士事務所)
【招待講演2】
司会:武田米生(日本FP協会)
「資産運用における個人変額年金保険の役割とその将来」
講演:井本満(三井住友海上シティ生命保険)
日本FP学会第4回大会実行委員会
委員長:貝塚啓明(中央大学)
委員:岸真清(中央大学)
委員:今野浩(中央大学)
委員:首藤恵(中央大学)
委員:高橋文郎(中央大学)
委員:駒井正晶(慶應義塾大学)
委員:武田米生(日本FP協会)
委員:森平爽一郎(慶應義塾大学)
委員:吉野直行(慶應義塾大学)
【第5回大会日程】
第5回大会は平成16年10月2日(土)青山学院大学青山キャンパスにおいて開催されることに決定した。
2.第4回交流会
第4回交流会が開催された。当日は個人会員、法人会員を合わせ54名の会員が参加した。
講演は「次世代型都市開発と投資家」と題して竹内佐和子理事の講演で始まり、活発な質問、議論が繰り広
げられた。講演終了後懇親会に移り、会員同士の情報交換等が行われて盛況裏に終了した。
日時:平成16年2月27日(金)18:00~
会場:サンケイプラザ4階(東京・大手町)
司会:井本満(三井住友海上シティ生命保険)
講演:「次世代型都市開発と投資家- 投資家にとって魅力的な都市デザイン」
講師:竹内佐和子(投資工学センター/東洋大学)
懇親会
司会:井本満
3.学会誌
学会誌『ファイナンシャル・プランニング研究』Vol.3は平成15年12月31日に発行。
【ファイナンシャル・プランニング研究:2003 Vol.3目次】
巻頭言
特集/―年 金 ―
「確定拠出年金の資産運用と投資教育の重要性」
宮井博
「期待リターンに関する概念の整理と株式の現実的な期待リターンに関して」
山崎元
「個人投資家から見たインデックス運用の意義と現状の問題点」
菅原周一
論文:「オフィスの総合収益率変動要因に関する実証分析」
吉野直行(慶應義塾大学)
富井正浩(三菱信託銀行)
「新築マンション価格の変動と家計の選択」
吉田靖(住友生命保険)
駒井正晶(慶應義塾大学)
森平爽一郎(慶應義塾大学)
喜多村広作(住友生命総合研究所)
森永昭彦(住友生命総合研究所)
講演録:「預金保険と金融システム」
貝塚啓明(中央大学)
研究ノート 「天候デリバティブの現状と今後の展開について」
赤堀勝彦(長崎県立大学)
書評 「Ralph L. Block, Investing in REITs: Real Estate Investment Trusts.
Princeton, N.J: Bloomberg Press, 2002」
「Su Han Chan, John Erickson and Ko Wang, Real Estate Investment
Trusts: Structure, Performance and Investment Opportunities. New
York:
Oxford University Press,2003.」
「会計基準の基礎概念」
斎藤静樹著
学会動向
趣意書
会則・役員名簿
投稿・執筆規程
4.パーソナルファイナンス研究会
本学会会員のファイナンシャル・プランナーを対象として、日米のパーソナルファイナンスの理論や
実証研究に関する最新の成果や技術の動向を紹介し、実務での応用の可能性や課題について議論する場
を提供することにより人材の育成を支援する目的で、4月26日開催の第7回理事会において、パーソナル
ファイナンス研究会を新たに実施することを決定した。
開催頻度は年4回程度とし、毎回20人程度の参加者を募集し、約1時間半の中で関心度の高い話題につ
いての講演とディスカッションを行う。
①第1回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成15年7月22日(火)18:30~20:00
会場:日本FP協会6F会議室(虎ノ門実業会館)
テーマ:個人投資家と行動ファイナンス
講師:山口勝業(イボットソン・アソシエイツ・ジャパン)
参加者:13名
②第2回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成15年10月22日(水)18:30~20:00(終了20:30)
会場:日本FP協会6F会議室(虎ノ門実業会館)
テーマ:日本株式のリスクプレミアムについて
講師:高橋文郎(中央大学)
参加者:15名
③第3回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成16年1月30日(金)18:30~20:00
会場:日本FP協会6F会議室(虎ノ門実業会館)
テーマ:投資信託のパフォーマンス(株式を中心として)
講師:菅原周一(みずほ信託銀行資産運用研究所)
参加者:17名
5.平成15年度通常総会
平成15年度の通常総会は、第4回大会開催日の午後の発表に先立ち、大会参加者78名の出席のもとに
加藤寛特別顧問の議長により開催され、下記議事が承認された。
日時:平成15年9月13日(土)13:45~
会場:中央大学(後楽園キャンパス5号館5333号室)
次第:1.会務報告
1)平成14年度決算ならびに監査報告
2)平成15年度収支予算の件
3)入会者・退会者の件
2.来年度大会の件
6.理事会報告
①第7回理事・幹事・顧問合同会議
日時:平成15年4月26日(土)17:00~19:00
場所:日本FP協会(6F会議室)
議事:1.議案
1)平成14年度決算の件
2)平成15年度予算の件
3)役員改選に伴う理事管掌業務の件
4)入会者・退会者の件
5)会費未納会員の会員資格失効の件
2.報告事項
1)第4回大会について
2)学会誌について
3.その他
1)パーソナルファイナンス勉強会の件
②第8回理事・幹事・顧問合同会議
日時:平成15年9月13日(土)12:25~
会場:中央大学(後楽園キャンパス6号館6302号室)
議題:1.議案
1)入会者・退会者の件
2)会員名簿第2版発行の件
2.来年度大会について
3.総会議長選出の件
7.会員数(平成16年4月1日現在)
個人会員:246名
学生会員:12名
(合 計)258名
個人賛助会員:11名
法人賛助会員:18社