1.第14回大会
第14回大会は平成25年9月14日(土)に大会校の関西大学千里山キャンパスにおいて開催された。
大会実行委員は大会校の岩佐代市先生を中心に16名の会員が担当した。関西地区での開催、炎暑の中での
開催ではあったが、大会出席者は延べ人数で199名(59名の会員、140名の非会員)と予想を大幅に上回り、
各会場とも極めて盛況裡に閉会となった。なお、この後、大会参加者による懇親会が開催され、和やかに、
かつ盛況裡に閉会となった。
日時:平成25年9月14日(土)10:00~17:00
会場:関西大学(千里山キャンパス)
プログラム
【セッション1】
日本FP学会賞論文報告
座長:本荘康生(千葉商科大学)
1.「バブル経済下における郵便貯金~「90年ショック」をめぐって~」
報告:伊藤真利子(青山学院大学)
討論:有田敬三(生活経済研究所)
2.「個人の資産形成のための新しい個人退職勘定制度(日本版IRA)の創設について」
報告:菅谷和宏(三菱UFJ信託銀行)
討論:内田茂男(千葉商科大学)
【セッション2】
座長:駒井正晶(慶應義塾大学)
1.「J-REITの現状と今後」
報告:冨岡慎一(オリックス)
討論:澤田考士(不動産証券化協会)
2.「関西の賃料からみる不動産運用」
報告:伊藤嘉道(東京カンテイ)
報告:庄司功(筑波大学)
討論:佐竹光彦(同志社大学)
【特別講演】
司会:貝塚啓明(東京大学)
「家計の金融資産選択行動・金融リテラシーの現状と金融教育」
講演:本家正隆(金融広報中央委員会)
【パネルディスカッション1】
司会:吉野直行(慶應義塾大学)
テーマ:金融経済教育と消費者教育の新段階
①「金融経済教育について」
報告:大野仁(金融庁)
②「金融経済教育への消費者教育からのアプローチ」
報告:西村隆男(横浜国立大学)
③「消費者教育への金融教育の連携 ~金融教育側の課題を中心に」
報告:伊藤宏一(千葉商科大学)
【セッション3】
座長:亀坂安紀子(青山学院大学)
1.「リスククラスによるリスク配分戦略」
報告:片岡淳(みずほ信託)
菅原周一(みずほ年金研究所)
討論:土村宜明(東京福祉大学)
2.「金融緩和が資産価格に与える影響」
報告:鶴沢真(みずほ銀行)
川本裕子(早稲田大学)
吉野直行(慶應義塾大学)
討論:井本満(マスミューチュアル生命保険)
【パネルディスカッション2】
司会:三好秀和(立命館大学)
テーマ:今アベノミクスと個人資産運用
①「アベノミクスと関西地域経済」
報告:櫛田誠希(日本銀行)
②「アベノミクスと波及効果」
報告:羽田徹也(アライアンス・バーンスタイン)
③「アベノミクスと個人資産運用 ~サラリーマンの退職準備におけるアベノミクスの影響~」
報告:野尻哲史(フィデリティ投信)
【セッション4】
座長:枇々木規雄(慶應義塾大学)
1.「米国大学におけるパーソナルファイナンス教育の現状と教育的意義」
報告:橋長真紀子(東京学芸大学)
柿野成美(消費者教育支援センター)
伊藤宏一(千葉商科大学)
討論:武田米生(TAKE3)
2.「証券投資に関する全国調査について」
報告:松村幸雄(日本証券業協会)
亀坂安紀子(青山学院大学)
討論:俊野雅司(成蹊大学)
【日本FP学会賞授賞式】
審査委員賞:「個人の資産形成のための新しい個人退職勘定制度(日本版IRA)の創設について」
菅谷和宏(三菱UFJ信託銀行)
審査委員賞:「バブル経済下の郵便貯金~『90年ショック』をめぐって~」
伊藤真利子(青山学院大学)
日本FP学会第14回大会実行委員会
委員長:岩佐代市(関西大学)
副委員長:三好秀和(立命館大学)
委員:吉野直行(慶應義塾大学)
委員:井本満(マスミューチュアル生命保険)
委員:懸田豊(青山学院大学)
委員:駒井正晶(慶應義塾大学)
委員:伊藤宏一(千葉商科大学)
委員:森平爽一郎(早稲田大学)
委員:内田茂男(千葉商科大学)
委員:首藤惠(早稲田大学)
委員:斎藤精一郎(千葉商科大学)
委員:青井倫一(明治大学)
委員:本荘康生(千葉商科大学)
委員:菅原周一(みずほ年金研究所)
委員:亀坂安紀子(青山学院大学)
委員:枇々木規雄(慶應義塾大学)
【第15回大会日程】
第15回大会は平成26年9月13日(土)慶應義塾大学三田キャンパスにて開催の予定。
2.第14回交流会
日時:平成26年3月20日(木)17:00~20:30
会場:サンケイプラザ 4階(東京・大手町)
講演会:「実学としてのパーソナルファイナンス」フォローアップ講演会
テーマ(1):「ファイナンス理論と実際-投資信託にスターは存在するか、
資産運用における行動ファイナンスの限界、等」
講師:吉野直行(慶應義塾大学)
菅原周一(みずほ年金研究所)
テーマ(2):「アルトフェストのパーソナルファイナンス理論-
資本ニーズ分析と統合ポートフォリオ管理を中心に」
講師:伊藤宏一(千葉商科大学)
懇親会:講演終了後~20:30
挨 拶:貝塚啓明(日本FP学会会長)
挨 拶:白根壽晴(日本FP協会理事長)
3.学会誌
学会誌『ファイナンシャル・プランニング研究』No. 13は平成26年3月末に発行。
4.パーソナルファイナンス研究会
本学会会員のファイナンシャル・プランナーを対象として、日米のパーソナルファイナンスの理論や実証
研究に関する最新の成果や技術の動向を紹介し、実務での応用の可能性や課題について議論する場を提供する
ことにより人材の育成を支援する目的で、年数回開催。毎回20人程度の参加者を募集し、約1時間半の中で関心
度の高い話題についての講演とディスカッションを行う。
①第29回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成25年6月18日(火)18:30~20:00
会場:日本FP協会会議室(虎ノ門タワーズオフィス)
テーマ:「柔軟性を持ったキャッシュフロー表の枠組みの提案」
講師:杉山明(バームスコーポレーション、青山学院大学)
ポイント:ライフスタイルの多様化が顕著になっている状況を鑑み、FPがライフプラン分析を行うときに
用いるキャッシュフロー表を再考し、ライフイベントにより重点を置いたフレームワークを提
案する。
参加者:28名
②第30回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成25年7月12日(金)18:30~20:00
会場:日本FP協会会議室(大阪事務所)
テーマ:「金融庁「金融経済教育研究会報告」と金融経済教育推進会議の意義と課題」
挨拶:岩佐代市(関西大学)
講師:伊藤宏一(千葉商科大学)
ポイント:平成25年4月30日に発表された金融経済教育研究報告の意義と課題、及びその後発足した金融
経済教育推進会議の方向性について、FPの視点から分析する。
参加者:39名
②第31回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成25年11月7日(木)18:30~20:00
会場:日本FP協会会議室(虎ノ門タワーズオフィス)
テーマ:「ファイナンス理論の実証と実務への適用」
講師:菅原周一(みずほ年金研究所)
ポイント:下記内容について内外の実証分析の結果を中心に紹介
・日本の運用機関の運用は海外の運用機関よりも劣るのか
・投資信託のパフォーマンスの実際
(ベンチマークを上回るリターンを上げられるファンドを事前に選択できるのか)
・行動ファイナンスと資産運用
・時価加重型ベンチマークの問題点とROE基準
参加者:24名
5.平成25年度総会
平成25年度の通常総会は、第14回大会開催日の午後の部に先立ち、大会参加会員の出席のもとに貝塚会長の
議長により開催され、下記議事が承認された。
日時:平成25年9月14日(土)13:45~14:00
会場:関西大学(千里山キャンパス第2学舎4号館4階)
次第:1.会務報告
1)平成24年度決算ならびに監査報告
2)平成25年度収支予算の件
3)入会者・退会者の件
4)日本FP学会賞の件
5)その他
2.来年度大会の件
6.理事会報告
①第27回理事・幹事・監事・顧問合同会議
日時:平成25年5月11日(土)15:00~17:00
会場:日本FP協会第2会議室
議事:1.議案
1)平成24年度収支決算の件
2)平成25年度収支予算の件
3)入会者・退会者の件
4)その他
2.報告・検討
1)第14回大会について
2)来年度大会校について
3)学会誌発行等について
4)パーソナルファイナンス研究会について
5)学会賞応募状況等について
6)学会書籍発刊プロジェクトの件
3.その他
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7.日本FP学会賞
第8回表彰を平成25年9月14日第14回大会会場において実施した。
(1) 表彰
審査委員賞 賞状+研究奨励金5万円
「個人の資産形成のための新しい個人退職勘定制度(日本版IRA)の創設について」
菅谷和宏(三菱UFJ信託銀行)
審査委員賞 賞状+研究奨励金5万円
「バブル経済下の郵便貯金~『90年ショック』をめぐって~」
伊藤真利子(青山学院大学)
8.会員数(平成25年12月31日現在)
個人会員:177名
学生会員:26名
〔小計〕203名
個人賛助会員:67名
(個人合計)270名
法人賛助会員:11社