1.第13回大会
第13回大会は平成24年9月8日(土)に大会校の青山学院大学青山キャンパスにおいて開催された。
大会実行委員は大会校の高橋文郎先生を中心に18名の会員が担当した。炎暑の中ではあったが、大会出席者は
延べ人数で、79名の会員、213名の非会員の合計292名が出席、各会場とも極めて盛況裡に閉会となった。
日時:平成24年9月8日(土)10:00~17:00
会場:青山学院大学(青山キャンパス)
プログラム
【セッション1】
日本FP学会賞論文報告
座長:枇々木規雄(慶應義塾大学)
1.「ドルコスト平均法の有効性の分析~リスクの視点から~」
報告:工藤清美(FPブラッサム)
討論:山本零(三菱UFJトラスト投資工学研究所)
2.「金融行動でみたリタイアメント層の資産形成・運用
~投資経験や老後の生活設計開始時期によるセグメンテーション」
報告:村松容子(ニッセイ基礎研究所)
討論:吉田靖(千葉商科大学)
【セッション2】
座長:本荘康生(千葉商科大学)
1.「働きざかりのライフプラン二ング意識調査に見る行動分析」
報告:吉田靖(千葉商科大学)
報告:土村宜明(神奈川大学)
討論:山下貴子(流通科学大学)
2.「J-REIT市場の現状と見通し」
報告:鳥井裕史(SMBC日興証券)
討論:駒井正晶(慶應義塾大学)
【セッション3】
座長:菅原周一(みずほ年金研究所)
1.「会計処理の変更がリスクの知覚に与える影響」
報告:桂眞一(近畿大学)
報告:安酸建二(近畿大学)
討論:井本満(メットライフアリコ)
2.「証券投資に関する全国調査」
報告:宮原史明(日本証券業協会)
報告:亀坂安紀子(青山学院大学)
討論:土岐大介(一橋大学)
【特別講演】
司会:貝塚啓明(東京大学)
「家計の金融資産選択行動と金融教育」
講演:小林信介(金融広報中央委員会)
【パネルディスカッション1】
司会:吉野直行(慶應義塾大学)
テーマ:ユーロ問題の現状と今後
①「ユーロを取り巻く現状とその課題」
報告:嘉治佐保子(慶應義塾大学)
②「ユーロ問題のわが国国債・地方債へのインプリケーション」
報告:山本茂(早稲田大学)
【パネルディスカッション2】
司会:伊藤宏一(千葉商科大学)
テーマ:投資信託とFP
① 「投資信託をめぐる金融審議会WGの議論」
報告:横尾光輔(金融庁)
② 「FPがリードする投信市場改革」
報告:前田昌孝(日本経済研究センター)
③ 「投資信託とFPが果たす役割について」
報告:竹川美奈子(LIFE MAP)
【パネルディスカッション3】
司会:高橋文郎(青山学院大学)
テーマ:今後の企業年金のゆくえ~AIJ投資顧問事件と今後の展望~
①「今後の企業年金のゆくえ~AIJ投資顧問事件と今後の展望~」
報告:三好秀和(立命館大学)
②「企業年金制度運営者側から」
報告:山崎俊輔(企業年金連合会)
コメンテーター:武田米生(TAKE3)
【日本FP学会賞授賞式】
優秀論文賞:「金融行動でみたリタイアメント層の資産形成・運用
~投資経験や老後の生活設計開始時期によるセグメンテーション」
村松容子(ニッセイ基礎研究所)
日本FP協会奨励賞:「ドルコスト平均法の有効性の分析~リスクの視点から~」
工藤清美(FPブラッサム)
日本FP学会第13回大会実行委員会
委員長:高橋文郎(青山学院大学)
副委員長:懸田豊(青山学院大学)
委員:吉野直行(慶應義塾大学)
委員:井本満(メットライフアリコ)
委員:駒井正晶(慶應義塾大学)
委員:伊藤宏一(千葉商科大学)
委員:森平爽一郎(早稲田大学)
委員:内田茂男(千葉商科大学)
委員:上村達男(早稲田大学)
委員:首藤惠(早稲田大学)
委員:斎藤精一郎(千葉商科大学)
委員:青井倫一(明治大学)
委員:本荘康生(千葉商科大学)
委員:菅原周一(みずほ年金研究所)
委員:岩佐代市(関西大学)
委員:三好秀和(立命館大学)
委員:亀坂安紀子(青山学院大学)
委員:枇々木規雄(慶應義塾大学)
【第14回大会日程】
第14回大会は平成25年9月14日(土)関西大学千里山キャンパスにて開催の予定。
2.第13回交流会(学会書籍「実学としてのパーソナルファイナンス」出版記念交流会)
日時:平成25年3月22日(金)17:00~20:30
会場:サンケイプラザ4階(東京・大手町)
講演会:「実学としてのパーソナルファイナンス」出版記念講演
テーマ(1):「日本の家計の金融行動」
講師:家森信善(名古屋大学)
テーマ(2):「株式のアクティブ運用・再考-証券投資の大家に学ぶ-」
講師:高橋文郎(青山学院大学)
懇親会:講演終了~20:30
3.学会誌
学会誌『ファイナンシャル・プランニング研究』Vol.12は平成25年3月末に発行。
【 ファイナンシャル・プランニング研究:2012Vol.12目次】
巻頭言:「理工系における金融研究・教育とパーソナル・ファイナンス」
枇々木規雄 (慶應義塾大学)
特集:第7回 日本FP学会賞 選考結果の報告
「金融行動でみたリタイアメント層の資産形成・運用
―投資経験とリタイアメント・ライフの生活設計開始時期によるセグメンテーション」
村松容子(ニッセイ基礎研究所)
「ドルコスト平均法の有効性の分析」~リスクの視点から~
工藤清美(FPブラッサム)
論文:「金融ケイパビリティの地平?『金融知識』から『消費者市民としての金融行動』へ?」』
伊藤宏一(千葉商科大学)
講演録:「2012年の世界とわが国経済の展開」
真壁昭夫(信州大学)
「アメリカ人の金融能力調査と金融教育の転換」
伊藤宏一(千葉商科大学)
書評:「金融行動のダイナミクス?少子高齢化と流通革命?」
著者:山下貴子(千倉書房)
書評:駒井正晶(慶應義塾大学)
「日本の投資運用業の生成、発展と課題」
著者:三好秀和(同友館)
書評:平井友行(千葉商科大学)
「長生きリスクと年金運用」
編集:浅野 幸弘 、住友信託銀行年金研究センター(日本経済新聞出版社)
書評:三好秀和(立命館大学)
学会動向
趣意書
会則・役員名簿
投稿・執筆規程
4.パーソナルファイナンス研究会
本学会会員のファイナンシャル・プランナーを対象として、日米のパーソナルファイナンスの理論や
実証研究に関する最新の成果や技術の動向を紹介し、実務での応用の可能性や課題について議論する場を
提供することにより人材の育成を支援する目的で、年数回開催。毎回20人程度の参加者を募集し、
約1時間半の中で関心度の高い話題についての講演とディスカッションを行う。
①第26回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成24年4月4日(水)18:30~20:00
会場:日本FP協会会議室(虎ノ門タワーズオフィス)
テーマ:「不安な時代の明るい投資~投資したい会社、したくない会社」
講師:中神康議(あすかコーポレイトアドバイザリー)
意見交換会:講演終了後
参加者:18名
②第27回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成24年8月1日(水)18:30~20:00
会場:日本FP協会会議室(虎ノ門タワーズオフィス)
テーマ:「“Betting against Beta”と低ボラティリティ・アノマリー」
講師:倉澤資成(横浜国立大学)
意見交換会:講演終了後
参加者:30名
③第28回パーソナルファイナンス研究会
日時:平成25年2月26日(火)18:30~20:00
会場:日本FP協会会議室(虎ノ門タワーズオフィス)
テーマ:「投資信託の信認向上について?販売会社から見た健全な普及のための課題?」
講師:青山直子(ゆうちょ銀行)
参加者:30名
5.平成24年度総会
平成24年度の通常総会は、第13回大会開催日の午後の部に先立ち、大会参加会員の出席のもとに
貝塚会長の議長により開催され、下記議事が承認された。
日時:平成24年9月8日(土)13:45~14:00
会場:青山学院大学(青山キャンパス17号館17309教室)
次第:1.会務報告
1)平成23年度決算ならびに監査報告
2)平成24年度収支予算の件
3)入会者・退会者の件
4)日本FP学会賞の件
5)その他
2.来年度大会の件
6.理事会報告
①第25回理事・幹事・監事・顧問合同会議
日時:平成24年5月12日(土)15:00~17:00
会場:日本FP協会第2会議室
議事:1.議案
1)平成23年度収支決算の件
2)平成24年度収支予算の件
3)入会者・退会者の件
4)その他
2.報告・検討・稟議事項
1)第13回大会について
2)来年度大会校について
3)学会誌発行等について
4)パーソナルファイナンス研究会について
5)学会賞応募状況等について
6)新プロジェクトの件
7)その他
3.その他
①第26回理事・幹事・監事・顧問合同会議
日時:平成24年9月8日(土)12:25~13:45(昼食及び役員会)
会場:青山学院大学(青山キャンパス17号館H1229室)
議事:1.議案
1)平成23年度決算報告の件
2)平成24年度予算の件
3)入会者・退会者の件
4)日本FP学会賞の件
5)来年度大会の件
6)新プロジェクト(学会発行書籍)の件
7)総会議長選出の件
8)その他
7.日本FP学会賞
第7回表彰を平成24年9月8日第13回大会会場において実施した。
(1) 表彰
優秀論文賞 賞状+研究奨励金30万円
「金融行動でみたリタイアメント層の資産形成・運用
~投資経験や老後の生活設計開始時期によるセグメンテーション」
村松容子(ニッセイ基礎研究所)
日本FP協会奨励賞 賞状+研究奨励金10万円
「ドルコスト平均法の有効性の分析~リスクの視点から~」
工藤清美(FPブラッサム)
8.会員数(平成25年3月31日現在)
個人会員:183名
学生会員:25名
(小計) 208名
個人賛助会員:53名
(個人合計) 261名
法人賛助会員:11社