1.第11回大会
第11回大会は平成22年9月4日(土)に大会校の立命館大学朱雀キャンパスにおいて開催された。
大会実行委員は大会校の三好秀和先生を中心に11名の会員が担当した。学会発足以来始めての関西地区での
開催であり、猛暑の中ではあったが、大会出席者は延べ人数で、事前見込みを上回る(会員44 名、非会員
110 名)合計163名が出席、各会場とも盛況裡に閉会となった。なお、この後、大会後参加者の懇親会が開催
され、(会員27名、非会員48名)合計76名が参加、和やかに盛況のうちに閉会となった。
日時:平成22年9月4日(土)10:00~16:50
会場:立命館大学(朱雀キャンパス)
プログラム
【セッション1】
日本FP学会賞論文報告
座長:内田茂男(千葉商科大学)
1.「リーマン・ショック後の金融資産選択行動」
報告:山下貴子(流通科学大学)
討論:家森信善(名古屋大学)
2.「個人の老後資産形成を実現可能とするための、退職給付制度の視点からの検討と提言」
報告:山崎俊輔(企業年金連合会)
討論:駒井正晶(慶應義塾大学)
3.「個別性と歪みを考慮した住宅価格分析とパーソナルファイナンスへの応用」
報告:石島博(中央大学)
報告:谷山智彦(野村総合研究所)
討論:吉野直行(慶應義塾大学)
【セッション2】
座長:駒井正晶(慶應義塾大学)
1.「主観的健康観を考慮したリタイアメント・プランニング・モデル」
報告:枇々木規雄(慶應義塾大学)
報告:西岡史恵(フューチャーアーキテクト)
討論:平井友行(千葉商科大学)
2.「ベイズ型コウホート分析を用いた家計の金融資産選択行動分析の日米比較」
報告:山下貴子(流通科学大学)
報告:中村隆(統計数理研究所)
討論:菅原周一(みずほ年金研究所)
【特別講演】
司会:三好秀和(立命館大学)
「家計の金融資産選択行動と金融教育」
講演:小林信介(金融広報中央委員会)
【パネルディスカッション1】
司会:井本満(三井住友海上メットライフ生命保険)
「リーマン・ショック後の資産運用」
報告:高山秀樹(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ)
報告:井本満(三井住友海上メットライフ生命保険)
コメンテーター:本荘康生(千葉商科大学)
【パネルディスカッション2】
司会:伊藤宏一(千葉商科大学)
「パーソナルファイナンス教育について」
報告:いちのせかつみ(市野瀬トータルコンサルタント)
報告:神余崇子(城西国際大学)
【日本FP学会賞授賞式】
最優秀賞:「個別性と歪みを考慮した住宅価格分析とパーソナルファイナンスへの応用」
石島博(中央大学大学院)
谷山智彦(野村総合研究所)
優秀賞:「個人の老後資産形成を実現可能とするための、退職給付制度の視点からの検討と提言」
山崎俊輔(企業年金連合会)
日本FP学会奨励賞:「リーマン・ショック後の金融資産選択行動」
山下貴子(流通科学大学)
日本FP学会第11回大会実行委員会
委員長:三好秀和(立命館大学)
副委員長:岩佐代市(関西大学)
委員:吉野直行(慶應義塾大学)
委員:井本満(三井住友海上メットライフ生命保険)
委員:懸田豊(青山学院大学)
委員:駒井正晶(慶應義塾大学)
委員:伊藤宏一(千葉商科大学)
委員:森平爽一郎(早稲田大学)
委員:内田茂男(千葉商科大学)
委員:本荘康生(千葉商科大学)
委員:菅原周一(みずほ年金研究所)
【第12回大会日程】
第12回大会は平成23年9月10日(土)千葉商科大学市川キャンパスにて開催の予定。
2.第11回交流会
日時:平成23年2月25日(金)18:00 ~ 20:30
会場:サンケイプラザ4階(東京・大手町)
講演会:「日本株は、個人投資家にとって、有望な投資対象か?」(18:00~19:00)
講師:高橋文郎(青山学院大学大学院)
懇談会:講演終了~20:30
3.学会誌
学会誌『ファイナンシャル・プランニング研究』Vol.10 は平成23年3月31日に発行。
【ファイナンシャル・プランニング研究:2010Vol.10目次】
巻頭言:「日本型金融文化再評価のために」
伊藤宏一(千葉商科大学)
特集:第5回 日本FP学会賞 選考結果の報告
「個別性と歪みを考慮した住宅価格分析とパーソナルファイナンスへの応用」
石島博(中央大学)
谷山智彦(野村総合研究所)
「個人の老後資産形成を実現可能とするための、退職給付制度の視点からの検討と提言」
山崎俊輔(企業年金連合会)
「リーマン・ショック後の金融資産選択行動」
山下貴子 (流通科学大学)
論文:「不確実性下での資産運用ーロバストポートフォリオ最適化の活用ー」
山本零(三菱UFJトラスト工学研究所)
石橋拓弥(中央大学)
「日本株式市場における個別銘柄変動性の有効性の検証
ーハンセン・ジャガナサン距離よるファクター・モデルの評価ー」
菅原周一(みずほ年金研究所)
片岡淳(みずほ信託銀行)
「主観的健康感を考慮したリタイアメント・プランニング・モデル」
枇々木規雄(慶應義塾大学)
西岡史恵(フューチャーアーキテクト)
講演録 :「日本経済の景気回復とFPの役割」
吉野直行(慶應義塾大学)
「生活者の家庭経済とFPー消費者教育におけるライフプラン」
上村協子(東京家政学院大学)
書評:「現代の財務経営9「行動ファイナンス」」
編著:榊原茂樹・加藤英明・岡田克彦(中央経済社)
書評:菅原周一(みずほ年金研究所)
「ヘッジファンド投資ガイドブック金融危機が明らかにした絶対リターン型資産運用の有効性」
著者:高橋誠・浅岡泰史(東洋経済新報社)
書評:平井友行(千葉商科大学)
学会動向
趣意書
会則・役員名簿
投稿・執筆規程
4.パーソナルファイナンス研究会
本学会会員のファイナンシャル・プランナーを対象として、日米のパーソナルファイナンスの理論や
実証研究に関する最新の成果や技術の動向を紹介し、実務での応用の可能性や課題について議論する場を
提供することにより人材の育成を支援する目的で、年4 回程度開催。毎回20人程度の参加者を募集し、
約1時間半の中で関心度の高い話題についての講演とディスカッションを行う。
①第23回パーソナルファイナンス研究会
日 時:平成22年6月24日(木)18:30~20:00
場 所:日本FP協会会議室(虎ノ門タワーズオフィス)
テーマ:「 パーソナルファイナンスを中心にFPの仕事が“ワンサカ”増える予感」
講 師:武田米生(独立系FP、TAKE3、前千葉商科大学)
参加者:23名
②第24回パーソナルファイナンス研究会
日 時:平成23年1月20日(木)18:30~20:00
場 所:日本FP協会会議室
テーマ:「パーソナルファイナンスと多期間最適化モデル」
枇々木規雄(慶應義塾大学)
参加者:19名
5.平成22年度総会
平成22年度の通常総会は、第11回大会開催日の午後の部に先立ち、大会参加会員の出席のもとに
内田茂男理事の議長により開催され、下記議事が承認された。
日時:平成22年9月4日(土)13:20~13:35
会場:立命館大学(朱雀キャンパス大講堂)
次第:1.会務報告
1)平成21年度決算ならびに監査報告
2)平成22年度収支予算の件
3)入会者・退会者の件
4)日本FP学会賞の件
5)その他
2.来年度大会の件
6.理事会報告
第22回理事・幹事・監事・顧問合同会議
日時:平成22年5月8日(土)15:00~17:00
会場:日本FP協会第2会議室
議事:1.議案
1)平成21年度収支決算の件
2)平成22年度収支予算の件
3)入会者・退会者の件
4)その他
2.報告事項
1)第11回大会について
2)来年度大会校について
3)学会誌発行について
4)パーソナルファイナンス研究会について
5)日本FP学会賞について
3.その他
7.日本FP学会賞
第5回表彰を平成22年9月4日第11回大会会場において実施した。
(1) 表彰
最優秀論文賞 賞状+研究奨励金50万円
「個別性と歪みを考慮した住宅価格分析とパーソナルファイナンスへの応用」
石島博(中央大学)
谷山智彦(野村総合研究所)
優秀論文賞 賞状+研究奨励金30万円
「個人の老後資産形成を実現可能とするための、退職給付制度の視点からの検討と提言」
山崎俊輔(企業年金連合会)
日本FP学会奨励賞 賞状+研究奨励金10万円
「リーマン・ショック後の金融資産選択行動」
山下貴子(流通科学大学)
8.会員数(平成23年3月31日現在)
個人会員:196名
学生会員:27名
(小計) 223名
個人賛助会員:39名
(個人合計) 262名
法人賛助会員:11社